あけましておめでとうございます
本年も作品を作ったり、レゴラーの方々と交流したり、楽しいレゴライフを送りたいと思います
今年もよろしくお願いいたします
さて、新年一発目の記事は、私が初めて買ってもらったレゴ、「4728 プリベット通りからの脱出」に付属する"ウィーズリー家の車"のご紹介です。
2002年に発売され、同年に公開された映画『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に登場するウィーズリー家の車を再現したものです。
そんな18年も前の車をなぜ、いまさら紹介するのかというと、単に「初めて買ってもらったレゴだから」ということではなく、この製品の素晴らしさが、18年経っても色褪せていないからです。
レゴの車をミニフィグスケールで制作する場合、一般的にその車幅を4ポッチにするか、6ポッチにするかでレゴラーは大きく二種類に分かれます。
私は後者なのですが、その背景には間違いなくこの車の存在があります。
今日は元日ということで、初心に帰るつもりで、私を6ポッチ主義者にしたこの車を、素晴らしいと思うポイントを中心にご紹介します。
まずは、フロント周りから
モデルとなった車はフロント周りの丸みのデザインが特徴的な車です。
それを再現するために、この製品では側面スタッドのブロックを使い、パーツを縦に組んでいます。
今では主流となっていますが、最初にこの組み方を使った製品ではないでしょうか?
二人乗りであること
私が一番素晴らしいと思うポイントです。
そもそもこの製品は、ロンが軟禁されているハリーを救出するというシーンを再現したものです。なので、どうしても二人乗りでなければなりません。
そのためにこの車は、ドアパーツで車の側面を薄くして車内を広くし、床にプレートパーツを使ってミニフィグの細かな移動を可能にすることで二人乗りを見事に実現させています。
それだけでなく、仕切りを設けることによって、ミニフィグがきちんと定位置に定まっていられるように工夫されています。
他にも、座席の後ろには物を置けるスペースがあり、杖などを置くことができます。
トランク
この車にはトランクがあり、かばんを収納することができます。
これまで、多くの6ポッチ幅の車が発売されてきましたが、このような"現実的"な形をしたトランクは未だないように思います。
ちなみに、黒い紐は軟禁されているハリーの部屋の鉄格子を外すためのロープを再現したものです。
このように随所に工夫が散りばめられた製品ですが、全体のバランスも綺麗に整っており、とても良くできています。
灰色のラインも再現されているので、のっぺりとせず、非常に綺麗な見た目をしています。
また、ドアパーツを使ったことによって車としてのディテールも高くなっています。
フロント周りの革新的な組み方、6ポッチ幅での二人乗りの実現、車内の収納やトランク、ドアや外観のバランス、完璧な車です。
私がこの製品を手にしたのは、まだ6歳の時で、当時はこの車の持つ素晴らしさを理解できませんでした。
しかし、何年もレゴを続けていくうちにこの車を超える製品や作品に出会えていないこと、そして、この製品の素晴らしさに気がつきました。
今でもこの製品が6ポッチ幅の車の最高傑作だと思っています。なので、崩したことは一度もありません。
いつしかオリジナルで車を作る際は6ポッチ幅で考えるようになっていました。
ミニフィグとのスケールも合っており、二人乗りもできる。この車のように様々な機能を取り付けることもできる。初めて手にしたレゴで、6ポッチ幅の車の大きな可能性を知りました。
私が車を作るとき、頭の片隅には必ずこの車があります。