DD51制作記①
私は鉄道に詳しいわけではなく、むしろほとんど知識がないと言っていいほどです。
そんな私がこの「DD51」をピンポイントで作ろうと思い立ったのは、ある話に感銘を受けたからです。
2011年、東日本大震災直後。
福島県では深刻な燃料不足が起き、JR貨物は緊急で石油を届ける必要がありました。しかし、海沿いの路線は津波で壊滅状態。代わりに内陸の「磐越西線」が輸送ルートとして浮上しました。
ところが、この磐越西線は電化されておらず、現在主流の電気機関車は使えません。
そこで白羽の矢が立ったのが1962年に登場し、すでに引退間近だったディーゼル機関車DD51でした。
愛知、吹田、門司など全国の機関区から車両が集められました。
そして、燃料を載せて突貫工事で復旧された線路を走り被災地に石油を届けたのです。
このプロジェクトはJRグループ史上最大の緊急輸送作戦となり、その活躍は絵本にもなりました。

そんな“胸熱”な物語を知り、DD51の制作を決意しました。
長年日本の鉄道を支え、災害時には緊急輸送という大役を見事に果たしたDD51に敬意を込めて、自分が納得できる作品に仕上げることが目標です。
また、制作の決意を後押ししてくれたパーツがありました。
「3677 レッドカーゴトレイン」に付属している赤いバッテリーパックです。

一般的なバッテリーパックはグレーのため、赤色のDD51を制作する際には目立たないよう隠す必要があります。しかし、この赤いバッテリーパックであれば隠す必要なく、好きな箇所に使えるので、ビルドの自由度がぐっと高まります。
ここからは、今のところの進捗です。
まずは全長を確認するため、本体を仮組みしました。

バッテリーパックが8ポッチあるため、想定以上に全体を引き延ばします。
前後にある金網は、窓シャッターパーツを使って再現しました。
この仮組みをもとにベースプレートも制作しました。

全長は約40ポッチあります。既製のトレイン用ベースプレートではサイズが小さすぎるので、一から作りました。強度に少し不安がありますが、そのあたりは後で詰めていこうと思います。
次は台車など足回りを制作します。