LIFE LOBrick Smithのレゴ日記

スミスのLEGO制作記

レゴでいろいろ作ってく

リムジンバス

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本日ご紹介するのは最新作『リムジンバス』です。

路面電車とバスターミナル 8404」に付属するバスをモデルに制作しました。

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この作品は私が初めて Studioで一から設計して完成させた作品です。

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制作期間は実質約2週間と普段なら数ヶ月かけている私としては驚異的な早さで完成させることができました。

これに関しては、Studioの「どこでもできる」「所持しているパーツにとらわれない」「組み方の比較が簡単にできる」という三つの長所が大きかったです。

 

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街中でよく見るリムジンバスらしいシルエットを意識してデザインしました。

全長は約29ポッチ、幅は6ポッチです。

前輪と後輪の間が広くとれたのでランクルームは二つ設置しました。

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ドアパーツを使っているので大きく開くことができます。

収納スペースは4×4ポッチが二つと非常に広く、普通のバッグからキャリーケースまで収納することができます。


フロント

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洒落たデザインにしようと三角タイルで模様をつけました。

また、本作の制作するきっかけになったキャノピーパーツ(#65633)の形状を活かし、屋根も丸みを帯びた形状にしました。


リア

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リムジンバスということで、路線バスのような角張ったデザインには絶対にしたくありませんでした。スロープで丸まった印象をつけたかったため、#13269スロープパーツを縦組みで使用。

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最近のCITYシリーズの車らしい、電気自動車のような造形になって本作でお気に入りの組み方です。

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続いて車内です。

まずは運転席

運転席の上の屋根は外れないので、キャノピーを外して運転手のミニフィグを設置します。

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運転席とハンドルは青で統一しました。

その周りにはメーターや精算機を設置し、ディテールを上げました。

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また、運転席の後ろには冷蔵庫を設置しました。

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客席は全部で6席あります。

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最後部にはトイレがあります。

これもまたCITY潮流らしくて気に入っています。

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前述の通り、モデルにしたのは「路面電車とバスターミナル 8404」に付属するリムジンバス。

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製品らしい正攻法的な組み方で無駄なく綺麗にまとまった素晴らしい車両です。また、当時珍しかった黄緑のデザインも魅力的でした。

このバスに一目惚れした私は、自分でもリムジンバスを作ることを決意し、何度も試作を繰り返します。

しかし、どうしてもフロントの組み方が似てしまい、納得のいく車両を作ることができませんでした。


それから約10年後。

先日、YouTubeで自身のオリジナル作品を紹介しているTeal Bricks in Paradisa(https://m.youtube.com/c/TealBricksinParadisa)さんのオリジナル作品のバスを見て衝撃を受けます。

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#65633キャノピーパーツを縦に使うという組み方。パーツ自体はスピードチャンピオンズシリーズでお馴染みなのに自分にはこの発想はありませんでした。
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そして、この組み方なら自分の納得できるリムジンバスを制作できると確信しました。

ところが問題が一つ。

何もプリントされていない#65633キャノピーパーツは私の持っていない「76956 ジュラシック・ワールド T-レックスが大あばれ」にしか入っていなかったのです。

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そこで覚えたてのStudioを使って制作を始めます。制作を決意してから約10年後、Studioで制作したという点に自身の成長を感じます。

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そうして完成した本作は「路面電車とバスターミナル 8404」のリムジンバスと比べ、全体的なデザイン、そして座席の数も収納も上回る個人的に大満足の出来になりました。

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ここで、Studioを使い初めて1年も経っていませんが、私なりのStudioのメリットとデメリットをまとめてみました。

【メリット】

・持っていないパーツでも組める

・色の変更がしやすい

・組み方や色を変えて見比べやすい

・どこでも作業できる

・部屋が散らからない


【デメリット】

・強度が分かりづらい

・0から組み方を発想しづらい

・ヒンジなどの角度をつけるのが面倒


デメリットの三つは、ある程度なら慣れで解決できるだろうと考えています。

一方、メリットの「どこでも作業できる」「部屋が散らからない」の二つは思わぬ効果として、気軽に「作ろう」という意識を生みました。出先やほんの少しの空いた時間でも制作できる環境は気軽に制作意欲を高めてくれるのです。

これまで十数年、実物で一から作品を制作してきた私として、いきなりStudioで一から制作するこにはまだ慣れませんが、これからは徐々にStudioで制作したり、補助的に使うことが多くなりそうです。