新幹線 N700系電車
東京、名古屋、大阪を繋ぐ大動脈、東海道新幹線などで活躍する日本のフラッグシップ的存在の新幹線。
2007年デビュー、当時は500系新幹線と並んで最高時速300キロで走行する日本最速の新幹線でした。
走行時の騒音や揺れを低減するために考え抜かれた特徴的な先頭形状「エアロダブルウィング」はかっこよく、そして美しくもあります。
実は最初に制作を思い立ったのは今から6年前の2016年。当時公開されていた映画『シン・ゴジラ』で終盤、ヤシオリ作戦遂行時の無人新幹線爆弾としての活躍に一目惚れしたのがきっかけです。
当時のコンセプトは大きく二つ、ミニフィグスケールであること、そして積分表現を極力しないこと。
しかし、このコンセプトを満たす先頭形状「エアロダブルウィング」の再現が非常に難しく、いくつかの試作品を作ってみましたがどれも満足いくものではありませんでした。
その時作った試作品の一つがこちら。
細すぎる上にかっこいい先頭形状の流線が全く再現できていません。
結局、この時は自分の技量では再現不可能だと思い、制作を諦めてしまいました。
それから5年経った去年、ふと試しに組んでみると...
「良い感じじゃね?」
これが素直な感想でした(自画自賛)
当時は制作意欲が低く、これ以上制作を進めることはありませんでしたが一年経った今、改めてこの試作を見返すと、ここから先のいろいろな組み方を想起することができます。ひょっとして上手くいくのでは?とさえ思うほどで、このほど二度目の制作を決意しました。
今回のコンセプトは以下の4つ。
1.ミニフィグスケールであること
2. 積分表現を極力しないこと
3.車内はそれぞれ特色を持たせること
4.車椅子スペースを設けること
制作するのは以下の4両
先頭車(駆動車)ー中間車①ー中間車②(パンタグラフあり)ー後尾車
先頭車以外の3両の車内はそれぞれ個性を持たせようと考えています。
というのもN700系は全ての車両がほぼイスが敷き詰められているだけなので、そのまま再現してしまうと淡白に見えてしまいます。
そのためゴミ箱やトイレ、車椅子スペースや乗務員室などをうまく組み込んで、それぞれ個性を持った車両を制作します。
特に車椅子スペースは昨今のCITYシリーズの状況を鑑み、必ず設けたいと考えています。
足掛け6年、ようやくの本格的な制作に腕がなります。