0系が完成しました!
制作開始のツイートから約半年。
ぐだぐだ作ってきましたが、ようやく完成しました。
世界初の高速鉄道で、日本の鉄道技術の結晶のような電車。フォルム、革新製、構想から開業に至った経緯など、もう全てが好きな車両です。
レゴトレ界隈でも人気が高く、たくさんの方がオリジナリティ溢れる組み方で再現されています。
そんな0系を私は4両編成で制作しました。
レゴっぽくデフォルメしつつも極力リアルに再現したつもりです。
左から先頭車、客車、ビュッフェ車、後尾車となっています。先頭車は例によって、駆動車になっています。
離れて見ても近くで見ても再現度が落ちないよう気をつけました。
特に車両の高さや青のラインの太さは、全体のバランスに直結するので、何度も組み替えて納得いくバランスにしました。また、窓の配置や行先板や号車番号のプレートなどもできるだけモデルに近づけることを意識しました。
一両ずつ紹介していく予定ですが、一つの記事で全ての車両を紹介すると、長くなって読みづらくなりそうなので車両ごとに記事を分けてご紹介していきます。
今回は列車全体の話をしたいと思います。
まずは窓から
飛行機などの窓パーツとして使われるこのパーツを使いました。制作当初は、開業時の横長窓の0系を再現しようとしていましたが、窓の再現に適当なパーツがなかったため、途中で方針を変更し、窓のみ晩年の仕様になりました。
団子っ鼻
0系といえば、この団子っ鼻!
しかし、ここが一番苦労した部分でした。
この団子っ鼻の再現度が全体のクオリティに直結すると考えていたので、はじめに手をつけたのもこの部分です。何度も何度も組み直して、納得いく形にし、そこから車高などを決めていきました。
運転席
例によって屋根は外すことができ、運転士を搭乗させることができます。
ちなみに、この屋根と本体との設置部分が本作一番のお気に入りのポイント。
組み方を思いついた時はテンション上がりました(笑)
0系は新幹線の中でもパンタグラフが多い車両なので二つ設置しました。配置、大きさなど、全体を俯瞰して何度も改良しました。
0系らしさを構成する大事なパーツなので、突飛な組み方はせず、再現性と強度を重視した正攻法的な組み方になっています。
このほか、行先板や屋根の通気口なども0系を構成する重要なパーツだと考え、「7892 シティ病院」のステッカーを流用してこだわって制作しました。
行先板には「60051 ハイスピードパッセンジャートレイン」のステッカーを流用。
その上の号車番号のタイルにはXtraのステッカーを流用しました。
床下機器
先頭車の床下機器
中間車の床下機器
床下機器はそれぞれ雰囲気で制作しました。
リアルさよりもレゴっぽくデフォルメすることを優先し、「機械が付いてる」という意識だけで組みました。
先頭車の床下機器のステッカーは、「60051 ハイスピードパッセンジャートレイン」を流用しています。
ミニフィグは全部で8体搭乗しています。
"新幹線といえばビジネス客"というイメージだったので、男性客が多くなってしまいましたが、女性の従業員を増やし、男女比ができるだけ均一になるようにしました。
編成としての紹介は以上です。
本作品は「もし0系が製品化されたら?」というテーマで作り、"作品らしさ"より"製品"らしさを重視しました。そのため、一つの作品として見ると「もう少し工夫できたかな?」という部分がいくつかあります。
しかし、どれも「製品ならこうするだろうな」と許容できるものばかりでした。この"許容"を自覚した時に、自分の作品の方向性は"個人の作品"ではなく、自分が欲しい"製品"なのだと感じました。
長くなりましたが、今回の記事はこれで終わりです。
次回は先頭車をご紹介します!
To be continued...