完成しました。
新宿
高層ビルが林立するオフィス街、日本一の繁華街歌舞伎町、緑豊かな都会のオアシス新宿御苑。非常にバラエティに富んだ街でスカイラインとして再現するにはぴったりの街です。また、個人的に思い入れの強い街なので自身初のアーキテクチャ作品のモデルに選びました。
渋谷側から見た風景を再現しました。
左から東京都庁第一本庁舎、モード学園コクーンタワー、損保ジャパン本社ビル、歌舞伎町、新宿御苑と旧御凉亭、NTTドコモ代々木ビルです。
それぞれの建物の紹介です。
東京都庁第一本庁舎
高さ243mで新宿一高いビルです。
代々木体育館やフジテレビ本社ビルなどを設計した「世界のタンゲ」こと丹下健三が設計しました。
内部
奇数幅ですが1×5テクニックプレートや側面スタッド、バーなどを使ってかなり強度があります。
損保ジャパン本社ビル
末広がりの形が特徴的な高層ビル。
42階には美術館があり、ゴッホの『ひまわり』などが展示されています。
構造は1×1ブロックの両側面スタッドブロックを軸に両サイドからプレートを挟み込むような形にしています。
台座とはクリップで固定されています。
ビル街のなかでも一際目立つビル。「創造する若者を包み込み、触発させる」という意味を込め繭をイメージしたということです。
「デザインと機能の面で最も優れた新しい超高層建築物」に対して授与される世界的な超高層建築物の賞、エンポリス・スカイスクレイパー賞を受賞しており、「21051 東京」でも再現されていました。
内部の組み方は「21051 東京」とほぼ同じで、三方向に伸びたコネクターにカーブスロープパーツを貼り付けるようにして再現しました。
こちらはヒンジロックで台座と固定しています。
歌舞伎町
大遊戯場歌舞伎町。
学生時代はお世話になった思い出深い繁華街です。
「21051 東京」の渋谷スクランブル交差点のようにクリアタイルやプリントタイルを使い雰囲気で再現しました。
新宿御苑と旧御凉亭
草木を表現するためにあえてプレートを使用しました。建物との縮尺は違いますが、木はパーツで再現。
旧御涼亭
皇太子(後の昭和天皇)の御成婚記念として1927年に献上された建物で、中国ビンナン建築様式の特徴を取り入れた数少ない本格的中国風建築です。
壁はプレートの裏面にタイルを縦にはめ込む組み方で再現。なかなかトリッキーな組み方ですが、アーキテクチャらしくて気に入っています。
NTTドコモ代々木ビル
ドコモタワーの愛称で知られる高層ビル。
その見た目から日本ののエンパイア・ステート・ビルディングとも呼ばれています。
そんなピラミッドのような部分ですが、内部にはアンテナが設置されていて電波塔として機能するそうです。また、頂点部の紅白の部分はそのアンテナを設置するための巨大なクレーンなのだそうです。
ビル部分はシンプルな組み方ですが、ピラミッド部分は半ポッチずらしたり、側面スタッドブロックを多用したりと複雑な組み方になっています。
前作のアーキテクチャ作品『東京』は製品からの改造でしたが、今回は完全オリジナルで制作。それでも、各建物を少ないパーツで再現できたうえ、建物同士の縮尺比を同じくらいにすることができました。
もう完全にアーキテクチャシリーズにはまってしまったので、次は日本の建物をランドマークシリーズのような形で再現した作品を制作しようと考えています。