LIFE LOBrick Smithのレゴ日記

スミスのLEGO制作記

レゴでいろいろ作ってく

没作品紹介

今回は構想段階で没にしたり、制作を途中で断念した作品の一部を紹介します。


国鉄C62形蒸気機関車

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「シロクニ」の愛称で親しまれ絶大な人気を誇る蒸気機関車です。

松本零士作の漫画「銀河鉄道999」に登場する銀河鉄道超特急999号の牽引機もこの車両です。

東海道線などの主要幹線の優等列車牽引に使用され、狭軌(線路の幅が1607mm)を走る蒸気機関車としては世界最速の129km/hを記録しました。

京都鉄道博物館やリニア・鉄道館で実際に見たことがありますが、とにかく大きく主動輪が1750mmと日本最大級なこともあって静態保存されていても蒸気機関車の力強さを感じることができました。


初めての蒸気機関車作品となるため、先輪や従輪の位置などを何度も調整しながら制作。

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また、動力化も考えており、その際はモーターはボイラー内にバッテリーは炭水車に設置できるように組みました。

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ある程度形にはなったのですが没にした理由は、上に記載した写真を見た時、既存の製品の車輪では主動輪の迫力が出せないことに気づいたからです。

ボイラーを小さくしたり除煙板を低くしたり、相対的に主動輪が大きく見えるように何度も組み直しましたが上手くいかず制作を断念しました。

 

 

江ノ島電気鉄道100形電車

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1両編成で運行されていたことから「タンコロ」の愛称で親しまれた江ノ島電鉄の車両です。


レトロな雰囲気を出せるよう外観も内観もこだわって制作。

他にも注力したのはドアです。

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閉じている時は鉄道車両のドアらしく半ポッチずれ、開く際には周りと干渉しない、我ながら良い組み方を思いつきました。
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没にした理由はトレイン用のベースプレートを使用していないため、台車をつけた際に車体が高く見えてしまうことが気になったからです。

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また全体的な組み方や窓の配置など作品を俯瞰して見たときに淡白な印象なのも理由の一つです。

 

 

小さな帆船

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こちらはモデルのない完全オリジナル作品です。

「6271 シーライオン号」の船体パーツをベースにできるだけ実際の帆船に近い作品にしようと考えていました。


没にした理由はモデルにできそうな実在する船を見つけられなかったからです。

想像で制作してしまうとフィクション性が高くなってしまうのでそれならもう制作を断念しようと決断しました。

 


大きな帆船

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「6285 ダークシャーク号」の船体パーツをベースに貿易船のような帆船をイメージしていました。


最新のパーツや組み方を取り入れつつ「南海の勇者シリーズ」のようなクラシックな雰囲気も残し、痒い所に手が届くようなデザインにしようと考えていました。

しかし、どうしても「6285 ダークシャーク号」や「6243 赤ひげ船長の海賊船」などのイメージに引っ張られてしまい組み方が似てしまったのと、自分なりの新しい帆船の組み方を思いつけなかったので没にしました。

 

 

NTTドコモ代々木ビル

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渋谷区にある高さ240mの超高層ビル

特徴的なピラミッド型の尖塔部分には多くのアンテナが設置されています。また有名な大時計は直径約15mもあり、2011年まで世界で一番大きい時計でした。


「21046 エンパイア・ステート・ビルディング」や『クライスラー・ビルディング』と縮尺を合わせて仮組み。

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没にした理由はどうせなら世界的に有名なものを、もっと高いものをと作りたくなったからです。ドコモタワーの制作を断念し直後、『ウィリス・タワー』を制作を始めました。

 

 

銀座四丁目交差点

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言わずと知れた銀座のシンボル、銀座の目抜き通りの中央通りと築地を結ぶ晴海通りが交差する交差点。

もちろんメインは交差点ではなく、和光本館と銀座三越の二つの建物です。これらを一つのランドマーク作品として作ろうとしていました。

 

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仮組みとはいえ和光本館の全体を組むところまではいったのですが、ここで銀座には他にも特徴的な建物が数多くあることを思い出し、せっかくならそれらを一つにまとめてスカイライン作品として制作する方が銀座のアーキテクチャ作品としては相応しいのでは?と考えるようになりました。

具体的には和光本館と銀座三越はもちろん、三愛ドリームセンターや歌舞伎座及び歌舞伎座タワー、銀座メゾンエルメスなどを登場させるスカイライン作品です。

しかし、三愛ドリームセンターが解体されてしまったことや興味が『横浜』制作に移ってしまったことで没になりました。

 

 

ここからは構想段階で没にしたものです。

丸の内

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日本屈指のビジネス街のスカイライン作品です。

東京駅丸の内駅、KITTE、丸ビル、新丸ビル、Torch Towerを登場させる計画で、近代建築から現代的な超高層ビルを一つの作品に収めることができます。


没にした理由は、丸の内のビル群の立ち位置と基本的に建築物を横に配置するスカイライン作品の相性が悪いこと、つまり、東京駅丸の内駅舎の前後に並ぶビル群を横並びにしてしまったら丸の内らしくなってしまうからです。また現実では未完成のTorch Towerを登場させることへの違和感もありました。

 

 

完成させられなかった作品たちを供養する場として記事を書きましたが、もしかすると将来、気が変わったり、制作能力の向上やパーツの種類が増えることによって今回紹介した作品が完成させられる日が来るかもしれません。