有人潜水調査船「しんかい6500」
国立研究開発法人海洋研究開発機構が所有する、日本で唯一の大深度有人潜水調査船です。
その名の通り、水深6,500メートルまで潜航する能力を持ち、有人潜水船としては世界で2番目の深度を誇ります。
1989年に完成し、今なお現役で運用されています。
2012年には建造以来最大規模の改造が行われ、船尾の主推進装置が旋回式大型1台から固定式中型2台へ変更されました。さらに、後部に水平スラスタを1台増設することで、回頭性能も向上しています。
※画像は実寸大の1/2の模型
「21100 しんかい 6500」をベースに改造したので、今回再現したのは完成当時の姿です。
全長約19ポッチ、高さ6ポッチ+1プレート、幅約6ポッチで製品版と比べて細長くなり、よりモデルに近づけたと思います。
もっとも大きく変わったのは船首の造形です。
潜水調査船らしい流線型に気をつけながら制作しました。正面から見たときの曲線や丸みが気に入っています。
アーム周りもカメラや窓を新たに取り付けました。
一方でスクリュー周辺はほとんど手をつけていません。尾翼の取り付け部分をよりモデルに近づけたくらいです。
「21100しんかい 6500」が発売されてから13年、パーツの使い方など2024年の今らしい作品にできたと思います。